さらまんす日記

ポケモンダブルトリプルポケとるなど

【VGC2020】日本一決定戦本戦使用構築

2020/8/1に開催された日本一決定戦本戦の使用構築

ボーダーにいたところから負けて燃え尽きたので供養

 

f:id:seryu199:20200801152549j:plain

フシギバナ:控え目、169-x-110-151-121-126

コータス:図太い、177-x-198-105-103-40

リザードン:臆病、153-x-99-161-105-167

ポリゴン2:穏やか、191-x-134-126-136-81

ワルビアル:意地っ張り、171-185-108

ミロカロス:冷静、201-x-112-154-145-77

 

【構築経緯】

ヨロイ島新環境になって環境を席巻しそうなならびとしてまず上がったのが

f:id:seryu199:20200801154321p:plainf:id:seryu199:20200801154333p:plainf:id:seryu199:20200629224242p:plainf:id:seryu199:20200629224303p:plainf:id:seryu199:20200801154609p:plain

みたいな感じの並び。これに対して強そうな並びを探した。

そこで候補に挙がったのが

突撃チョッキf:id:seryu199:20200630005619p:plain+タスキ持ちでピッピを削れるポケモン

初手のダイアタックをダイジェットでかき消し、次のターンピッピを倒しながら隣でポリゴンZを殴るという立ち回りでほとんどの場合処理ができる。というところで取り巻きを詰めていったところ、全体技を安定して使えるポケモンとしてストリンダーが入り

f:id:seryu199:20200630005619p:plainf:id:seryu199:20200630005646p:plainf:id:seryu199:20200801155312p:plainf:id:seryu199:20200629224242p:plainf:id:seryu199:20200629224316p:plainf:id:seryu199:20200629224303p:plain

みたいな形になった。しかし、この構築の問題点として、ガオガエンにくるくるされているだけでエースバーンのダイマターンを枯らされてしまうというものがあった。これに対して、威嚇を食らわずに同様のことができるダイジェットエースを探していたところリザードンが当てはまった。リザードンの隣のポケモンについては、全体技が使えてバンギラスに強いポケモンを持ってくる必要があり、それに最も当てはまるポケモンとしてワルビアルを採用した。

f:id:seryu199:20200630170558p:plainf:id:seryu199:20200801160401p:plain

次に、対策すべき並びとしては

f:id:seryu199:20200629222253p:plainf:id:seryu199:20160921004003p:plainf:id:seryu199:20200629224242p:plainf:id:seryu199:20200629224316p:plainf:id:seryu199:20200629224303p:plain

みたいないわゆるテラキドラパの並び。これに対してはリザードンとのシナジーがよい

f:id:seryu199:20200630170652p:plainf:id:seryu199:20200630114027p:plain

の並びで処理することにした。初手キョダイベンタツ+しっとのほのおを選択することで、ダイジェット+いわなだれという行動に対してテラキオンひん死+ドラパルトやけどとなるので非常にアドバンテージを稼げる。ただこれだけではダイジェットを打たれた後に切り替しできないので、裏にトリル要因を置くことにした。また、現状の並びでは確実にセキタンザンに負けるので残りのもう1体はセキタンザンに強く出れるポケモンがいいと考えた。そこでドラパルトに強いトリル要因であるポリゴン2とドラパルトに強そうなアタッカーであるミロカロスを採用した。

f:id:seryu199:20200801151519p:plainf:id:seryu199:20200801160413p:plain 

そして7月中頃、ダイジェット+タスキモロバレルという並びが流行っており、フシギバナリザードンダイマックスさせると一方的に相手にアドバンテージを取られてしまうため非常に苦戦した。そこでミロカロスに防塵ゴーグルを持たせることで解決することにした。

 

【個別解説】

f:id:seryu199:20200630170652p:plainフシギバナ@命の珠

耐久調整:HPをは珠ダメ意識の10n-1、HBをダイマ時にドラパルトの珠ダイジェット+テラキオンいわなだれ+珠ダメを余裕をもって耐え。Sは晴れ下で+1リザードン抜き。

 技はふつう。珠フシギバナに眠り粉を採用する人とはお友達になれない。全国ということもあってみんなダイマフシギバナに動かれないような構築、選出だったのでダイマさせることは少なかった。リザで倒しきれなったポケモンたちを後ろから倒していく役割を担っていることが多かった。

 

f:id:seryu199:20200630114027p:plainコータス@残飯

耐久調整:HBを特化バンギラスのダイロックを6%の乱数までとし、残りD。非トリル下で動かすことが多いのでSを下げる必要もなく下降補正をかけなかった。

 前までも耐久に全振りしたコータスを使っていたが、非トリル下で動かしたときに得られるアドバンテージが少なすぎて使うのをあきらめていた。が、ヨロイ島に来てしっとのほのおを習得したことで非トリル下で動かすことが大きなアドバンテージとなった。特にダイマエースバーン対面においては最強。また、相変わらず多いゴリランダー、ガオガエンに対してはめっぽう強いのでコータスで詰めて勝つという勝ちプランがあったことが非常に強かった。ゴクエンダメージ+ボディプレスでH振りバンギが倒せるのを意識することで戦略の幅が大きく広がったと思う(ちなみに最後はサイチェンでよけられて負けました。完)。

 

f:id:seryu199:20200630170558p:plainリザードン@突撃チョッキ

 炎技は最大威力の出せるブラストバーンを選択。が、過剰な気もしたのでダイマせずに気軽に打てる熱風でもよかったかもしれない。飛行技についてはポリゴンZへのダメージ量がシビアなので暴風にするしかなかった。パーティ全体としてリザードンに弱いのでげんしのちからを採用し、リザードン対策はすべてこの技に託した。もう一つの技はガオガエンバンギラスへの安定打点としてねっさのだいちを採用した。ブラストバーンと暴風が非ダイマ時に打てないので安定行動として意外と多く打っていた印象。なんだかんだで最も選出率が高いポケモンだった。キョダイゴクエンが本当に強い。

 

f:id:seryu199:20200801160401p:plain@気合のタスキ

調整:ポリゴンZへのダメージを意識してA特化。Sは+1最速モロバレル抜き。残りB。相手のガエンかゴリランダーの猫だましと-1グラススライダーを耐えることができたり相手のダイマ技を守った後に-1グラススライダーを耐えたりすることができるので、なるべくBに割くようにした。

 リザードンと並べてダイジェット+じしんを押すのがこの構築で最もパワーのある行動なので相手が中速以下に固まっている場合はこの行動をしているだけで勝ててしまうこともあった。また、リザードンの突撃チョッキもそうだが持ち物があまり読まれていないという印象があった。特にポリゴンZ対面では初手のダイアタックをしっかりとワルビアル方向に打ってくれることが多く、想定通りの立ち回りをすることができた。HPが1残っているだけで威嚇を使いまわすことができるのでそういった面でもこの持ち物で正解だったと思う。

 

f:id:seryu199:20200801160413p:plainポリゴン2しんかのきせき

耐久調整:Hは隣のミロカロスがダイアイスを打っていることが多かったため191。BDラインは特にこれといった調整先がなかったのでリザードンと並べたときに相手のDLで特攻が発動しないように配分した。

 技はトリル再生は確定として、ゴリランダードラパルトを見たかったので冷凍ビーム。あと1枠はイカサマか10万ボルトかトライアタックで悩んでいたが、マリルリコータスを意識してトライアタックを採用した。これといって特筆すべきことはなく想定通りの活躍をしてくれたポケモン

 

f:id:seryu199:20200801151519p:plainミロカロス@防塵ゴーグル

耐久調整:ドラパルトの珠ダイホロウを余裕をもって耐えられるようにBに多少割いて、Cが11nとなるようにした(正直ここは明確な意図があまりなく、詰め切れていない) 。トリルをはった際にセキタンザンとジバコイルの下を確実にとるために素早さは最遅とした。

 相手のセキタンザンがいた時と、確実にダイジェット+キノコのほうしを打たれるというときにだけ選出していた。ただモロバレルがいた際に確実に勝てるというわけではなく、普通に引かれてなんやかんやされたら負けてしまうこともあったので、構築単位で見直す必要があったと感じた。

 

【その他雑感】

 ・6時間のうち3時間くらいたった時点で1545, 17位とかで数時間傍観していたのだが、最後の40分くらいになって44位まで落ちてしまい泣く泣く潜ったら連敗して散った。今回の負け試合はほとんどが納得のいく負け試合だったので、単純に実力が足りていないと感じた。ただ上位陣を見ていると当たり運も多少あったのかなーという印象。

 

・今回の一番の収穫はコータスの使用方法だったと思う。天候を操作しつつ、あくび、しっとのほのおで相手を妨害することができ、さらに高火力のサブウェポンも持っているという無駄が全くないポケモンだと思った。この中でもしっとのほのおについては非常に可能性を感じた技で、来年ランドロスがダイジェットとダイアースをメイン技にしてくることを考えるとそのバリューはさらに高くなると思っている。さらに炎タイプだけでなくあくタイプのポケモンたちも軒並みしっとのほのおを配られているのでここら辺をうまく使っていきたいと考えている。

 

来年また1からがんばります。