【サークル向け】上位禁止ダブル大会環境考察
来週行われる上位禁止ダブル大会(サークル向け)ですがパーティを決めかねている人も多くいるかと思います。そこで簡単な環境考察をしてみました!必ずしもこれがあっているかはわかりませんが参考にしてみるといいと思います。近々、仲間大会でも上位禁止ダブル大会が開かれると耳にしたのでそちらの参考になるかもしれません!(あちらは上位30位くらいが禁止らしいですが...)
※2018年4月時点での(INC March終了後)のPGLランキングWCSバトル使用率上位50位を禁止したルールとなっています。
~全体的な環境考察~
禁止されているポケモンたちを見ると特徴的なのが炎タイプの多さである。1位のガオガエンをはじめリザードン、ヒードラン、バシャーモ、バクーダ、ウルガモスなどというパーティの核を担うポケモンたちが軒並み禁止されている。このことから普段このポケモンたちに苦しめられている鋼タイプ、草タイプ動きやすくなっていることが考えられる。また、基本的に鋼タイプは草タイプに強いので、鋼タイプを主軸に組むとパーティが組みやすくなるのではないかと思う。
S操作についてだが追い風、トリル、こごかぜなどを使えるポケモンは多くいるがS操作をしたところで相手を制圧しきれるだけの絶対的な火力を持つポケモンがそこまで多くないといった印象を受ける。特にトリルはクチート、カビゴン、オニシズクモ、バクーダなどのトリルエースがこぞって禁止されている。ゆえにトリルを軸としたパーティを組むのは困難だと予想される。トリルエースとなり得るポケモンとしてはガラガラとかだろうか。いずれにしてもS操作をしてエースを通すという構築よりは2匹でマウントを取り続けながらビートダウンしていく構築の方が多くなりそうなのかなという印象を受けた。
天候パについては雨降らし要因はいずれも禁止、晴れはリザードンが禁止、砂はバンギラスが禁止とほとんど機能しない状態になっている。霰を使うかといわれると鋼タイプどうすんの問題が出てきてしまうので難しい。鋼やカメックスをけん制できるキュウコン晴れパは採用の価値があるかもしれない。
~メガ枠考察~
メガハッサム
リザードン、ヒードランといった天敵がおらず非常に戦いやすいことが予想される。テテフもいないので剣の舞を積めばいつの間にか相手がバレパン圏内という状況を作りやすいと思う。Tier1。
炎タイプこそ多くないが水技の通りはかなり良く、めんどくさいカミツルギやカプ・ブルル、カプ・コケコ、トリトドンもいない。ルカリオやミミロップに対しては追い風を貼らないと動きにくいのが難しいところ。追い風枠としては一時期WCSでも流行ったアブリボンなどがよいか。Tier1。
炎タイプもそうだが天敵スカーフランドロス&カプ・テテフがいないことから動きやすい。しんくうはやバレパンの通りはかなりいいはず。他のtier1であるハッサム、カメックスに上から高打点をぶち込めるのもポイント。おそらくTier1。
メガギャラドス
上記3つのメガに対して強いポケモン。威嚇枠としての働きに加え、相手のウインディに強いのが魅力。
~強そうな一般ポケモン~
鋼が多くなるとすると間違いなく増えるポケモン。威嚇枠としても優秀であることは2017ルールで証明されている。どう考えても威嚇枠Tier1。
言わずと知れたマニュテラ。テラキオンの正義の心を袋叩きで発動させていく構築。とてもパワーは高いが鋼タイプに弱いのが環境的に向かい風か。
トゲキッスのヒコウZ追い風で急所率を上げて強運神速でワルビアルの怒りのツボを発動させて戦う構築。苦手とするトリパがそこまで流行らないので通りはいい。
・ガラガラ(アローラ)
ガオガエンがいないことで一気に輝きを取り戻すポケモン。鋼タイプに強くパワーも高いのでトリルエースとしての活躍が期待される。ギャラガラガラという並びも強力で一時期WCS2017環境を支配した。実は貴重な滅びの歌要因でもある。
・ロトム(火、水)
全体的に電気技の通りがよく、それに加えて鋼を倒せるオバヒ、ウインディなどに打てるハイドロポンプなどをタイプ一致で打てる。S操作や鬼火などもできるため、種族値は高くないが使い方によっては相手にとって厄介なポケモン。
カプ・コケコやカプ・レヒレがいないので胞子打ち放題。モロバレルがいないので相手をしっかり眠らせていきたいならばこいつかマシェード、パラセクトあたりになってくるだろう。
猫+威嚇枠。猫だまし要因としては最も使い勝手はよい。ただ環境上位と思われるハッサムやカメックスには強く出れないのでうまくとなりのエースを選定してあげる必要がある。
ランドロスがおらず電気技の通りが良くなっている中での地面枠かつ避雷針要因。トリルエースとしても活躍してくれそう。トリルを貼ってあげれば上記にいるポケモンたちに高打点を与えることが可能。
水技の通りがよいので安定した水全体技を打てるのが非常に優秀。カプ・レヒレの代わりとなるポケモン。ギミック系に対して滅ぶことも可能。
・デンジュモク(文責:シュナイド)
天敵であるランドロスがおらずメタグロスのじだんだといった地面打点が存在しないためほぼ弱点がないかつ電気技の通りも非常によい。WCS2017において活躍した耐久を振って半分回復実を持つ型もこのルールにおいてはより強力になるだろう。さらにパワーレンズ等を持たせることでトリルエースとしての活躍を見込めるため初見殺しも狙える。パーティにいるだけで相手に圧力を与えることができる非常に強力なポケモンといえる。
以上簡単な環境考察およびオススメポケモン紹介でした。環境がこの通りになるとは限りません。また、使いたいけど普段はあいつがいるから使えないというポケモンを活躍させてあげられるチャンスでもあります。皆さん、ぜひ”楽しんで”パーティを組んでみましょう!!
※サークル向け
・この前あげたExcelファイルの中の使用可能ポケモンの中にペリッパーが含まれていましたが、実際は使用禁止ポケモンです。これ以外にももしかしたらミスって使用可能ポケモンに入ってしまっているポケモンがいるかもしれません。使用禁止ポケモンというページの50匹は正確なのでそちらを参照してください。
・再現可能ならば過去作はありということにしたいと思います。これは後で企画部にも言って再度流します。
よろしくお願いします。